・細胞融合装置LFシリーズの最新型タイプ
・モノクローナル抗体作製の融合効率はPEG法の2倍以上
・大容量チャンバー電極によりハイブリドーマを迅速かつ大量に生産できる
・レシピエント卵と体細胞の融合
◆LF301のアプリケーション
①細胞融合
ハイブリドーマの産出,プロトプラスト,酵母
②体細胞核移植,体細胞クローン
レシピエント卵と体細胞の融合(ウシ・ミニブタ・ネコ・イヌ・オオカミのクローン作製)
核移植ES細胞作製
③卵子活性
ICSI(卵細胞質内精子注入)の前後の電気的活性
・ノートパソコンとLF301本体を連動させるオペレーションシステムLF301-OS(オプション)
・ICSI前後の卵子活性をスムーズに行えるICSI向けシステム(別セット)
・豊富な細胞融合、核移植、卵子活性電極はこちら
LF301(細胞融合装置)には抵抗値測定機能が搭載されており、融合前に電極間の抵抗を測定することができます。バッファーの抵抗が低すぎると対流が起こりやすくなるためパールチェーンの形成が妨げられますが、こういった問題は抵抗値を測定することで事前に解消できます。また抵抗値を確認することでバッファーの状態も確認することができますので毎回同じ条件で実験を行えます。
※右画像はパールチェーン形成の様子、画像クリックで拡大
■2種類のポストフュージョンAC2種類のポストフュージョン交流があります。一つは通常の正弦波。もう一つは減衰正弦波になります。減衰正弦波では振幅が設定時間の間に減衰します。※上図①、④参照
■交流/直流切換え時間
パールチェーンを形成させる交流から融合を行う直流への切換え時間が5μsecです。細胞融合装置LF301ではパールチェーンが形成された状態でDCパルスが印加されますので融合は確実に行われます。※上図②参照
■2種類のDCパルス
細胞融合装置LF301には2種類のDCパルスがあります。一つは通常の矩形波。もう一つは双極波になります。双極波ではDCパルスは通常の矩形波の後に極性が切り替わった矩形波が連続して出力されます。※上図③参照
細胞融合装置LF301では毎日の通常作業として行う場合は融合プログラムをセットしておけば簡単に融合が行えます。DCパルスはマニュアルでも出力できますので、細胞融合の電気条件を検討される場合はマニュアル出力機能をお使い下さい。
細胞融合装置LF301ではエレクトロフュージョンプログラムの設定と測定値は独立したLED画面に表示されるので見やすい設計になっています。また数字キーを採用することで操作性が良くなっています。
細胞融合用としては大容量から少量処理用までの電極チャンバーを各種揃えております。またコンタミネーション防止用にアクリル製クリアボックスもご用意しています。体細胞核移植用としては独自開発のニードル電極を各種ご用意しています。チャンバー型電極では一度に処理できる数は限定されますが、ニードル電極の場合、卵子を作業用のディッシュ内に用意しますのでより効率的に処理が行えます。また個々の卵子を視認しますので卵の質の優劣を事前に確認できます。質の劣った卵を省く事で融合効率は格段と上がります。最後に卵子を活性化させるためのディッシュ型電極もご用意しています。
AC波形 | 正弦波 | DC波形 | 通常モード:矩形波 |
---|---|---|---|
AC電圧 | 0-75Vrms(1V刻み) | 両極モード:+/-矩形波 | |
AC周波数 | 1MHz | DC電圧 | 0-1200V (1V刻み) |
AC時間 | 融合前(プレフュージョン) 0-100sec(1sec刻み) | DCパルス幅 | 0-100μsec (1μsec刻み) |
融合後(ポストフュージョン) 0-10sec(1sec刻み) | DCパルス間隔 | 0.1-10sec(0.1sec刻み) | |
ポストフュージョンACモード | 通常モード※・減衰モード※ | DCパルス回数 | 1-100回 |
AC接続負荷 | >50Ω | DC出力 | 自動(最大100回)もしくはマニュアル |
※通常モードでは交流の振幅は一定。減衰モードでは振幅が一定期間の間減衰します。
抵抗値測定範囲 | 30Ω~35Ω | 電源 | 100-240V 200VA 50/60Hz |
---|---|---|---|
AC/DC切換え時間 | <5μ秒 | 外寸 | 幅360mm×奥行380mm×高さ180mm |
保存プログラム | 最大99プログラム | 重さ | 12.5Kg |
細胞融合装置LF301本体とLF301専用オペレーションソフトをインストールさせたパソコンと接続することにより、LF301本体のボタン操作関連(設定や動作開始)をパソコン上のソフトウェアで遠隔操作できます。また、抵抗値の測定結果やマニュアル動作記録、各メモリー設定内容をLF301本体からパソコンに転送することができます。
型式:LF301-OS
品名:LF301オペレーションシステム
※LF301本体にLF301専用オペレーションソフト、ノートPC、フットスイッチ、ケーブルが付属します。
遺伝子導入装置CUY21,CUY21EDIT,CUY21Vivo-SQ,CUY21EX,CUY21Vitro-EX、細胞融合装置LF101,LF301、電極、その他周辺機器につきましてメンテナンスや修理をお受付しております。開発スタッフが直接担当いたしますので、ご安心ください。お気軽にお問い合わせください。
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